私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな【読書録】
結婚できない女性たちの行動を101の項目に分けて解説している
ジェーン・スーさんのエッセイを読みました。
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』
ジェーン・スー
ポプラ社
2013-10-11
ジェーン・スーという存在を知ったのは、
元々Tomato n'Pine(通称トマパイ)のプロデューサーとして名を連ねていることがきっかけでした。
トマパイの魅力は彼女たちのかわいらしさはもちろん、
その楽曲・歌詞のクオリティの高さだと思っています。
それを支えているクリエイターというのが、私の彼女に対する位置づけでした。
その後ラジオもちょいちょい聞いてたのですが、
# 実はラジオ「ジェーン・スーの相談は踊る」で相談に乗ってもらったことがあります……
彼女の著書を手に取る機会がなく、
自分の中のスーさん像が崩れてしまうのも嫌だし、まあいつか……と思っていたのですが
このタイミングで読むことに。
もうね、読んでいる間ニヤニヤしっぱなし。笑
全部自分に当てはまるわけではないですが、思い当たる節、
そして自分が今後こうしてしまうんだろう、ということをズバズバ言われている感じで
読み終えたときは、安心と危機感とが混ざってなんとも言えない気持ちでした。笑
その中でも心に残ったのは、
結婚とは、不安定な城を持つ者同士が、一緒に自分たちの城を作っていくこと
という一文。
どこかで「こうあってほしい」「こうあるべき」「自分は不完全だけど相手には完璧でいてほしい」なんて、交際相手に思ってると思うんですよ。女性は。
でも、そんなことを思いながら結婚できるのは若くてかわいい(そしておっぱいが大きかったりセックスアピールがとても上手な)女の子たち。
実際に、私の周りでもそういう思考で結婚した子もいました。
でも、自分にはそんな魅力もないし、もうアラサーだし、そんなこと言ってられないと。
そう思ったときに、結婚とは、という先ほどの一文を肝に据えて、
相手を思いやり、相手の気持ちを尊重し、でも自分を殺すことはしない。
当たり前のことだけど、これを意識的にやっていかないといけないのだなあ、と
改めて思いました。
恋愛面だけでなく、友人関係でも、仕事でも、自分と向き合って
「ホントにしたいことなの?」と問い続けていかなければいけないとも考えさせられる一冊でした。
今は結婚したいという気持ちは昔程なくなったけど、
そりゃあいつかはしたいので、プロポーズしてもらえるその日がくるまで、
日々鍛錬ですな。
近いうちに他のスーさん本も読んでみよーっと。
追伸:
この本でゲラゲラ笑ってしまい、更にサブカル系趣味がある方には
『くすぶれ!モテない系 』
能町 みね子
文藝春秋
2011-02-10
ちなみに私はこの本を、
「これ、君のことだと思うよ!」と別れて5年経った元彼にプレゼントされるというモテない系プロフェッショナルです。アーメン!